旅行日:2026年3月7日/バス会社・施設情報の確認:2026年9月29日
ドンダン駅からタクシーで戻ったランソン北部バスターミナルで、次はハイフォン行のバスを待ちました。距離だけ見れば一気に港町へ向かう移動ですが、実際の車は町で人を乗せ、道沿いで荷物を積み、昼には食堂にも寄ります。約6時間の車内から見たものと、到着後のハイフォンを記録します。
窓口ではなく車内で支払い。赤い寝台バスを待つ
窓口で切符を買おうとすると、支払いは車内でするように言われました。バスが来るまで約2時間。前編で書いたようにターミナルの外ではバイクの客引きが激しく、私は構内で待ちます。やって来たのは赤い大型バスでした。
乗るときは靴を脱ぎます。車内は二段ベッドのような造りで、席は半分ほど横になれる形。乗務員は数人いて、どこまで乗るのか、いつ料金を払うのかといったことにも対応してくれました。当日の会話記録では、ランソンからハイフォンまで20万ドンを車内で支払い、所要は約6時間でした。
乗ったバスは「Đức Hưng」
乗車した当日、私は会社名を「Dac hung」と記録していました。後から表記を調べると、Đức Hưngの路線案内にランソン北部バスターミナルからハイフォンへ向かう寝台バスがあり、運賃も私が払った20万ドンと一致します。乗ったのはĐức Hưngで、ほぼ間違いないと考えています。
人だけでなく、道沿いの荷物も拾っていく
出発してしばらくすると、このバスはただ二つの都市を結ぶだけではないと分かってきました。商店や工場の前などで停まり、待っていた人から荷物を受け取って、客席の下のトランクに積みます。乗客も途中で少しずつ乗り降りしていました。集落や町を拾うように進むため、道筋は何度も迂回します。
休憩は2回。昼には、Cây xăng An Nhiênという山あいのガソリンスタンドへ寄りました。そのときは、乗客が併設の食堂に入りました。ご飯に好きなおかずをかけていく形式で、味もよかったです。その間、車には給油や洗車をしていた記憶があります。人の食事と車の補給を一度に済ませる場所でした。
その後も南西へ進み、バクニンのあたりから東のハイフォンへ向かいます。車内では電話をする人、初対面らしい人と話す人、乗務員と会話する人がいて、出発時とは少しずつ顔ぶれも変わりました。ハイフォンが近づくと鉄道の貨物列車や旅客列車も見え、乗客が降り、預かった荷物もバイクや車で受け取りに来た人へ渡されていきます。
20万ドンで約6時間。横になれる席は快適でしたが、走り方は途中の人と荷物を少しずつ拾っていくものでした。
ハイフォンのイオンモールで下車する
私が降りたのはイオンモール ハイフォン・レチャンの近くです。せっかくなので館内を少し見学しました。前に訪れたハノイのHà Đông店と造りは大きく変わらないものの、この日はどのあたりにも人が入っていて、ずっと賑やかに感じました。訪れた時間帯が違うので混雑を単純には比べられませんが、私にはこちらの店の方が中心部に近く、客も多いように映りました。一方で、歩いて敷地に出入りするには道路の車の流れが気になります。目の前を犬が通り過ぎたのも覚えています。

ホテルまではまだ距離があり、バスにも疲れたのでGrabを呼びました。車窓から見たハイフォンはハノイに似たところもありますが、街並みは少し整然として見え、あの混沌とした感じは弱まります。店の種類や外観も観光客向けに揃えたものではなく、地元で暮らす人の日常がそのまま見えるようでした。古い洋風の建物も時折目に入り、港町として積み重ねてきた時間が気になります。
ホテルの窓から見たカム川と港町
宿泊したのはSoils Hotelのデラックスルーム。約6000円で取った部屋は、広いベッドに大きなテレビ、分かれたトイレとシャワーがあり、私には「当たり」でした。そして窓の外がもっと面白い。カム川の手前には瓦礫のようなものが残る空き地と船の荷下ろし場、川沿いにはクレーン、左手には古い洋風の建物、向こうには赤いアーチのホアンヴァントゥ橋が見えます。観光用の整った川景色ではなく、港湾都市の仕事場を窓から見下ろす部屋でした。

川には平たいはしけのような船や作業船が行き来していました。積み荷までは見分けられませんが、私には国内輸送や港内の仕事が今も続いているように見えます。クレーンや倉庫の向こうに新しい橋が架かり、その先には新しい建物や大きな施設が並ぶ。昔からの港の働きと、川の向こうへ広がる街を同時に見られたのが印象に残りました。報告書には、この景色を見て「まだまだハイフォンは発展しそう」と書いています。

日が落ちてからも、部屋の明かりを消してしばらく窓の外を見ていました。赤く光る橋と、手前のクレーン、その向こうの街の明かり。昼に見た荷下ろし場と同じ場所なのに、窓からの眺めは大きく変わりました。
夕食と翌日の食料を買いに外へ出ると、この辺りは中心部から少し外れ、飲食店も多くありません。入りやすい店を見つけられず、スーパーで翌日の食料、水、お菓子と、この夜の夕食にするカップ麺を買いました。途中で犬に少し追われ、地元の人の後ろに隠れた場面もあります。宿に戻って、翌日のカットバ島行きに備えて寝ました。

※20万ドン・約6時間は2026年3月7日の乗車記録です。現在の時刻、運賃、乗降場所は現地で確認してください。

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