旅行日:2026年3月8日。交通の経路を確認した日:2026年9月30日。 時刻・運賃は変わるため、本文の移動は旅行当日の記録です。
前夜はランソンからの長距離バスでハイフォンに着き、カム川を見下ろすホテルに泊まりました。この日は陸路と船を乗り継ぎ、カットバ島へ。南部の町まで行き、昼食をとってフェリー乗り場へ戻るまでを記録します。
ホテルを出て、16Cバスでカットハイ島へ
朝は部屋に残っていた食べ物を片づけてチェックアウト。スタッフは部屋を確認し、置いてあった麺を忘れ物ではないかと気にかけてくれました。そこから16C系統のバスに乗り、カットハイ島側のフェリー乗り場を目指します。車内はほぼ席が埋まっていました。
ハイフォンの市街地を離れると、商業施設や工場のある道が続きます。カットハイ島に入ると視界が急に開け、草地の広がるところや、工場と集落が隣り合うところが見えました。海に近づくにつれホテルや飲食店も現れ、ケーブルカーの大きな駅まである。港湾都市の仕事の風景から、島の観光地への入口へと景色が切り替わっていきます。
ハイフォン市の路線案内にも16Cが掲載されています。2026年1月の市の通知はĐồng Bài側の発着点とダイヤの変更に触れ、運行事業者をThịnh Hưngと記しています。当日の記録と公的資料で系統番号を照合しました。
Đồng Bàiのフェリー乗り場で切符を探す
乗り場にはバスやトラック、自家用車、バイクが集まっていました。徒歩客の切符売り場がすぐには分からず、いったん先へ進んでから戻って購入。待合室は閉まっていて、ここでは案内板と人や車の動きを見ながら船を待ちました。

写真の青い掲示板には「BẾN PHÀ ĐỒNG BÀI–CÁI VIỀNG」と書かれています。掲示の時刻表は撮影当時のものです。現在の便はハイフォン市の船・フェリー案内で確認できます。

船の甲板から、海とケーブルカーを眺める
乗ったのは車両も運ぶフェリーです。車を収める下の甲板の上に旅客のスペースがあり、そこから外を見ていると、茶色がかった海面の向こうに行き交う船やケーブルカーの支柱が見えました。対岸までの乗船は、手元の記録ではおよそ15分でした。

Cái Viềngに着くと、観光客を待つバスが目に入り、タクシーの客引きの声も聞こえました。私は島内の14系統バスに乗って、南の中心街へ向かいました。ハイフォン市の停留所資料にも、14系統はカットバの町とCái Viềngフェリー乗り場を結ぶ路線として載っています。ただし手元の地図アプリの到着予測はこの日あてにならず、実際のバスと現地の案内を頼りました。
14系統の車窓から見た、もう一つのカットバ島
バスは海岸に沿って曲がりくねった道を走ります。小さな集落で人を乗せ、湿地の緑や岩山、時おり海を見せながら南へ。フェリーを降りた観光客だけの足というより、途中の暮らしも結んでいる路線だと感じました。窓の外に島の地形が次々と現れるので、移動そのものが見どころになります。

南の町で、帰りの船着き場を探す
町に着いてまず探したのは、ハイフォンへ船で戻るための乗り場です。地図や事前のイメージを頼りに海側を歩いてみても、当日使えると思っていた船着き場は見つかりません。周囲には広い舗装や植栽、工事中の区画が続き、私が想像していた港の姿とは違っていました。


その一帯はSun Groupが進める「Xanh Island」の再開発エリアに重なります。ただ、私が乗り場を見つけられなかったことと、特定の航路が廃止されたことは同じではありません。この日の帰路は別の船を探し続けるより、来た道を戻ることにしました。
海鮮炒飯とパッションフルーツ、そして帰りの14系統
歩いた後に食べたのは、イカとエビが入った海鮮の炒飯。頼んだパッションフルーツの飲み物は食事より遅れ、注文が通っているか確認してから持ち帰りました。バスを待つ間に飲むと、ブドウに似た味で、硬い種が残ります。
13時ごろ、14系統のバスでCái Viềng方面へ折り返しました。帰りの車内は混み合い、途中の町からも人が乗ってきます。地元の人や警察官が言葉を交わす様子もあり、フェリー乗り場まで降りる人は多くありませんでした。
再びCái Viềngのフェリー乗り場へ。今度は帰りの船に乗り込みます。後編はハイフォンへの帰路と、夕方の列車で向かうハノイへ続きます。

