ベトナム5日目前編|ドンダン駅でGrabが捕まらず、国境道路を見た

ドンダン駅の建物と駅前道路 ベトナム
ドンダン駅。駅前は静かだった。

旅行日:2026年3月7日/運行会社・ターミナル情報の確認:2026年9月29日

ハノイから中国との国境に近いドンダンへ向かいました。鉄道駅を見てから国境ゲートにも行くつもりでしたが、駅前ではGrabの車が見つからず、ゲートは諦めることに。ランソンへ戻るタクシーの窓からは、静かな駅前とは違う、トラックやバスの行き交う道路が見えました。前編はランソン北部バスターミナルに着くまでです。

暗いハノイ駅前から、まずは乗用車で

前夜は宿からバスの予約に使う電話番号を現地の番号へ変更し、確認の連絡を受けていました。朝はまだ暗いうちに宿を出て、集合場所のハノイ駅前へ。予約はVexere経由で、後からメールを確認すると、運行会社はHùng Ngọc – Sông Lìu Limousine、支払額は25万ドンでした。私はランソンより先のドンダンで降りる手配をしていました。

「リムジンバスが駅前まで迎えに来る」と思っていたのですが、現れたのは普通の乗用車でした。電話もかかってきたものの、相手の話は半分ほどしか理解できず、乗るまで少し手間取ります。途中でもう一人を乗せ、東側のザーラム方面へ。まだ真っ暗な場所に停まる本来の車両へ合流しました。

バスに乗る前にもう一度車を乗り換えるとは思っていませんでした。送迎車もかなり速く、当時の報告書には「100km超えで走ることもしばしば」と書いています。

9人乗りのバンでランソン方面へ

乗り換えたのは9人乗りほどのバンタイプ。車内は一人ずつの席が中心で、それぞれの空間が確保されていて快適でした。乗車時には名前、生年、行き先などを紙に記入します。途中まで客を拾いながら走り、そろってからは私もしばらく眠りました。

ランソン方面の高速道路にはトラックも目立ちます。高速道路はランソンの手前で終わりましたが、その先にも道路が続いていて、整備が進んでいるように見えました。一般道に入ると、追い越しが激しくなりました。対向車線へ出て長い車列やトラックを抜く。片側一車線の道で正面から車が来ないか、車内でひやひやしながら外を見ていました。

切り立った山の間を抜けると、ランソンの市街地が続きます。市内のガソリンスタンドで別の車両へ乗り換え、ドンダン方面へ。この車は先ほどより穏やかな走りでした。国境ゲート付近でも降りられましたが、私は鉄道を見たくてドンダン駅を選びました。

立派な駅舎と、静かな駅前

ドンダン駅の周囲は、国境の町という言葉から想像した賑わいとは違い、静かでした。駅から延びる道路に売店や食堂らしい店が点在しています。大きな駅舎の入口は開いておらず、構内を見ることはできませんでした。ただ、職員らしい人がいて、奥には中国鉄路の文字のある貨物コンテナも見える。入口は閉まっていても、駅そのものが役目を終えたわけではなさそうです。

ドンダン駅の正面入口と駅舎
ドンダン駅の入口。建物の規模に比べ、訪れたときの駅前は静かだった。

駅の隣で水を買い、次は国境ゲートへ向かおうとGrabで配車を試しました。ところが車が見つかりません。しばらく駅周辺を歩いても、すぐに拾えるタクシーはなく、犬の多さも気になりました。観光客らしい人は見かけず、自分だけが目立つのか、何度か声をかけられました。

Grabがつながらず、無人のタクシーへ電話する

最初はネットで調べた番号へ電話しましたが、引き受けてもらえません。そこで駅近くに停まっていた運転手のいないタクシー車両に書かれた番号へかけ直しました。ベトナム語だけでは用件が伝えられないので、スマホを2台使い、一方で電話をしながらもう一方の翻訳画面を頼ります。どうにか迎えに来てもらえました。

タクシーが来た時点で国境ゲートへ行くのは諦め、ランソン北部バスターミナルへ向かいます。国境へ続く道路にはトラックやバスが多く、現代自動車の車両も見ました。道沿いにはコンテナステーションや食堂、修理場、市場が並びます。駅周辺では人の動きが弱いのに、こちらではモノがよく動いている。道路の脇には鉄道線路もありましたが、車の動きのほうが目立ちました。ドンダンの「表の顔」はこちらの道路で、駅前は「裏の顔」に近いように感じました。かつては逆だったのかもしれません。並走する線路には少し哀愁を感じました。駅で気づいていれば、この道を歩いて見てからタクシーを探したかったです。

ランソン北部バスターミナルに到着

ランソン市内へ入ると、運転手に行き先を改めて聞かれました。「バスターミナル」と伝えたつもりが、鉄道駅と取り違えられてしまいます。着いたのはランソン北部バスターミナル(Bến xe phía Bắc TP. Lạng Sơn)。入口では客を呼ぶバイクの人たちが次々と寄ってきて、降りた途端に気圧されます。周囲をゆっくり見て回る気にはなれませんでした。

ランソン北部バスターミナルの正面建物
ドンダンから電話で呼んだタクシーで、ランソン北部ターミナルに到着。

構内には飲食店、売店、トイレや待合の場所があり、バスが乗り場に並びます。掲示にはハイフォンのほか、ハノイやカオバンなど各地の行き先も載っていました。掲示の時刻や運賃は、私が訪れた2026年3月当時のものです。

ランソン北部バスターミナルに掲示された行き先・時刻・運賃表
ターミナルの路線表。ハイフォンなど各地の行き先が載っていた。
ランソン北部バスターミナルの広い構内と停車中のバス
構内の乗り場。ここからハイフォン行を探した。

このあと北部ターミナルから赤い寝台型のバスに乗り、ハイフォンへ向かいます。乗り方、車内での支払い、途中の集荷や休憩は後編で記録します。

旅の記録と現在の確認

運行会社と25万ドンの支払いは、2026年3月のVexere予約メールで確認しました。メールの集合予定時刻と報告書のチェックアウト時刻は前後しているため、実際の分単位の時刻は書いていません。同じ方面へ行く場合は、Vexereの運行会社ページで乗降場所と当日の連絡方法を確認してください。

当時の記録に名前が残る「Taxi Đồng Đội」は、ランソンの観光案内にも載っているタクシー会社です。後から車体の写真を見ても、乗った車とよく似ています。実際に迎えに来たのは同社だった可能性が高いと思います。ただ、控えた電話番号は掲載番号と一桁違い、料金の記録も残っていません。

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